ソーシャルビジネス(SB)概要

ソーシャルビジネス(SB)とは、環境や貧困問題など様々な社会的課題に向き合い、ビジネスの手法も用いて解決していこうとする活動の総称です。

2008年4月に経済産業省が取りまとめた「ソーシャルビジネス研究会報告書」では「社会性」「事業性」「革新性」の3つがSBの定義とされています。

なお、事業主体は株式会社、NPO法人、中間法人など、多様なスタイルの団体が取り組んでいます。

社会性
現在解決が求められる社会的課題に取り組むことを事業活動のミッションとすること。

例:環境問題、貧困問題、少子高齢化、人口の都市部への集中、ライフスタイルや就労環境の変化等に伴う高齢者・障害者の介護・福祉、共働き実現、青少年・生涯教育、まちづくり・まちおこし等々
事業性
現在解決が求められる社会的課題に取り組むことを事業活動のミッションとすること。
革新性
新しい社会的商品・サービスや、それを提供するための仕組みを開発したり、活用したりすること。また、その活動が社会に広がることを通して、新しい社会的価値を創出すること(地域内で初ということも含みます)。

SBに期待されていることは?

地域及び社会・経済全体に「元気」を与える活動
地域及び社会・経済全体に「元気」を与える活動 SBは社会的課題への解決をボランティアとして取り組むのではなく、ビジネスの手法も用いて行うという、新たな社会的活動の形や「働き方」を提供しています。
SBは、新しい社会的価値を産み出し、社会に貢献する事業として位置づけられ、活動に取り組む人自身や活動の成果を受け取る人、更には、地域及び社会・経済全体に「元気」を与える活動、といえます。
このようなSBの活動は、現状ではまだ萌芽段階ですが、近い将来には、行政や企業の協働パートナーとして、あるいは新たな公の担い手として、また社会的課題の解決に取り組むことを通して新たな産業・雇用を創出し、地域及び社会・経済全体の活性化を担う主体として、その役割が大きく期待されています。

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